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某もこうキューブドラフト概要・解説

お久しぶりです。気付けば5ヶ月ぶりの更新となっていました。

第9回岡山CSが7月17日に開かれるのですが、なんとサブイベントで私のキューブドラフトが採用されました。
参加者の方には是非参加して頂きたいと願っております。
そこで今回は、私がこの頃ハマっている『キューブドラフト』についてお話します。


目次


⑴キューブドラフトとは?魅力について
⑵「もこドラ」の魅力
⑶5色対策
⑷岡山csサブイベントでの詳細
⑸最後に



⑴キューブドラフトとは?魅力について。


・キューブドラフトとは

『6人1グループで 5文明+多色を各45枚(ハイランダー)計270枚のカードを使って、
その中からランダムで15枚の束を作り、これを仮想パックとして扱います。
その仮想パックから1枚を取り、伏せて手元に置き、残りのカードは隣のプレイヤーに渡します。
その後、「回ってきたカードから1枚取って(これをピックといいます)、残りを隣に渡す」を繰り返し、
これを15枚のカードを全員がピックするまで続けます。
この手順を3パックぶん繰り返し、自分がピックした45枚のカードから40枚のデッキを構築し、対戦します。』

第4回岡山CS開催のお知らせ」より引用

つまりは、1からデッキを作って対戦するということです。


【魅力】


『楽しい』
1からデッキを作る事が「楽しい」ですね。
それも「限られた時間の中で組む」というのが、とてもスリルがあります。
加えて通常環境では使われない昔のカードや、殿堂カードを使えるので、新旧カードの新しいコンボを発見する事が出来ます。
慣れた今でも、ドキドキワクワクを感じられますね。
多人数でワイワイやっております。

『戦略』
270枚のランダムなカードの束から1枚1枚選ぶのに加え、カラーバリエーション早めのアグロから遅めのコントロールまで自由に選べるので、選択枝は無限大です。
ピックでは毎回状況が変わるので、それに対応できるドラフトセンスが求められます。
対戦でのプレイングはかなり難しいです。トーナメントプレイヤーでもミスします。
構築力・プレイング・カードの知識が求められるので、奥が深く、飽きませんね。




⑵「もこドラ」の魅力


関東の方から「某もこうさんのキューブドラフト略して『もこドラ』ですね~」と命名して頂いたのを気に入って使っていますw身内からは恥ずかしいと言われますw

私のキューブドラフトでは「楽しい」「難しい」ドラフトをモットーとし、カードプールやルールを設定しています。
キューブドラフトの隠れた楽しさは、「自由度」と「ある程度の縛り」が上手く共存出来ているところです。
そのバランスがパーティーゲームでありながら、様々な戦略を生みます。
プレミアム殿堂カードを飛ばしあったり、ゆっくり昔のカードで懐かしむカードプールもいいでしょう。
しかし、私のまわりには既にあったので、それならば少し競技的に組んでみようと思い立ちました。

他の方のキュードラと差別化している点は、

①アップデートがしやすい
カードパワーが平均的に高いので、新規カードを採用しやすいです。いつでも新鮮な気持ちで楽しめます。
②超次元のカードが使える
これは身内の004が採用していて面白かったので取り入れました。超次元のカードを普通のクリーチャーと同じように手札からバトルゾーンに召喚する事が出来ます。《魔狼の悪魔龍 ミナゴロッセオ》が6マナ払って召喚出来ます。
キュードラでは敬遠されがちな超次元のカードですが、こうして使うと意外とバランスが取れていて面白いですよ。
③環境設定
今は1人アグロ、2人ミッドレンジ、3人コントロールを想定して6人用プールを作っています。
④様々なカラーの活躍
下で考察します。特に5色を敬遠しています。
⑤チャージャーが少ない
下で考察します。

以上5点をウリとしています。



カードプール









⑶5色対策


キュードラのデッキ構築における縛りで、私は「色」と「速度」を重視しています。

デッキの速度を気にせず、カードパワーの高いカードを取り続ければ、自然と5色になるというのは、感覚として分かってもらえるでしょう。
タチが悪いのは「どのキュードラでも結構5色が強い」という事です。
5色はアグロには弱いとされています。その通りだと思います。
しかしながら、中速以降の対決においては多くのキュードラの5色はほぼ完成色といってもいいです。
チャージャーで繋ぎ、大型を投げつける動きが定番で強いです。
私はそんな「アグロvs5色コントロール」という構図にキュードラの面白さをあまり感じませんでした。

そこで「自由度と、ある程度の縛りの共存」を目指し、私はキューブドラフト山の制作に取り掛かりました。

私の作戦は5つ。


解決策①色の組み合わせを考える

5cを減らす為には色の役割をハッキリさせないといけません。
全ての色が同じような役割を持っていると、カードパワーで選ばれ、5色が多くなると考えました。

・メインカラー(盤面に多く触れる色。相手への影響力が高い)
白・赤・黒・高コスト多色

・サブカラー(サポート色。デッキを回すカードや痒い所に手が届くカードが多い)
青・緑・低~中コスト多色・無色

・低速


・中速
青・黒

・高速
赤・緑

以上に分類することで、デッキのカラーやカードの役割をハッキリと分け、色の組み合わせをより考えられるようにしました。


解決策②チャージャーを絞る

キュードラを経験済みの方がカードプールを見たらすぐ分かると思うのですが、「チャージャー」が非常に少ないです。
一般的なキュードラには「クリムゾンチャージャー」や「リバースチャージャー」が積まれているのですが、
私のキュードラは「緑以外の色のチャージャーを敬遠」しています。
チャージャーがプールに溢れているのはつまり、「マナブーストの手段が確保される」という事です。
更に各色にわたって採用されていれば、どの方向に走ってもピック出来ます。
「たとえ緑のマナブーストを取らずとも綺麗に動く事が出来る」
これが5色デッキが中速以降で強い理由です。
チャージャーを絞る事は「マナブーストをするには緑の特定札を取る必要がある」という縛りを生みます。
ただ、根絶してしまうとコントロールが途端に組みづらくなるので要調整です。


解決策③進化クリーチャーの選択

進化クリーチャーはデッキの指標となり色を縛るので、選択にはかなり拘りました。
進化クリーチャーは「進化範囲」と「魅力的な強さ」が重要です。
解決策②の色の選定を元に、白赤黒は限定色で、青緑多色は色を跨ぐのが好ましいです。
強さの基準は、トントンの場を大きく崩すレベルで設定しています。
よって、白《時の革命ミラダンテ》、黒《革命魔王キラー・ザ・キル》、青《エンペラー・キリコ》、緑《裏革命目ギョギョラス》で決まり、
赤はアグロや中速と使用者が分かれ、色では進化元の確保が怪しいので、他の色に跨ぎ《超竜バジュラ》としました。


解決策④多色カードの範囲

多色カードはほぼ2色で固めました。3色は《龍仙ロマネスク》と《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》だけです。
やはり多色の範囲が広いと余計に色を増やさないといけなくなり、5色に近づきます。
高コスト3色クリーチャーは強力な生き物が多く、ピックで流すなんて事は滅多に無いので敬遠しています。
色を選ぶのはプレイヤー達でなくてはならない。


解決策⑤直接的な5c敬遠

解決策①②③④を試してもまだ5色は雑に勝つ事が出来ました。
そこで私は最後に直接的なテコ入れをしようと、カードを替える事を決めました。

フェアリー・ミラクル》・・・何故今までこれを替えなかったのかとツッコまれそうな1枚。
神秘の宝箱》《緑銅の鎧》・・・マナ基盤を楽にするカード系。これにより5色の、「仕方なく手札の強いカードをマナ基盤として置く」デメリットが消えていました。


これらにより、5色は「コントロール混戦で強いアーキタイプ」にまで落ち着きました。
後はアグロやミットレンジの長所を活かしていけば、制作サイドで色のバランスは調整する事が出来るでしょう。


こうして、カードパワーと色を天秤にかけなければいけない某もこうキュードラでは、様々なデッキカラーが活躍しています。
カードパワーに頼りづらいので、パック運の誤差を縮める事も出来、安定して勝率を出せる人も居ます。
競技として十分楽しむ事が出来ますね。




③某もこうキューブドラフトでのルール


週末遊ぶ時も以下のようなルールを採用して遊んでいます。



(キャスのルールは少し古いです。どのような感じかを見て頂ければ。途中テンション上がってうるさいのでご注意をw)
岡山CSでも実況を予定しています。是非キャスにお越し下さい。


【6人用】

岡山CSで採用される予定のルールです。

山は270枚。15枚の束が18つ。
主催者が『ドラフト』と言ったら『ドラフト』と言い束をオープンする。
時計回り・逆時計回り・時計回りで1枚ずつピック。
束からピックしたカードは束に戻せない。
ピックしたデッキ確認はいつでも出来る。ただし隣の人に束を渡す時間は見ることが出来ない。
最後に45枚のカードから5枚を抜き、40枚のデッキで対戦。抜いた5枚は使えないので主催者が回収。
超次元のカードは普通のクリーチャーと同様に扱う。覚醒・解除・龍解など裏面に関する能力は使えない。
例(マナも1マナ発生する。《ボルシャック・スーパーヒーロー》は3000以下火力。《熱血星龍ガイギンガ》は除去効果を持たない。)

・ピック時間
[1周]
①-②35秒 ③-④30秒 ⑤-⑥25秒 ⑦-⑧20秒 ⑨-⑩15秒 ⑪-⑫10秒 ⑬-⑭5秒 ⑮渡すだけ

・インターバル時間(デッキ確認時間)
[1周目]-45秒-[2周目]-60秒-[3週目]-120秒(5枚抜く時間):完成

秒数カウントはアプリで行う『good timer


・対戦ルール
対戦は総当り戦。1人席固定の回転方式。
14分1本勝負。時間終了時のターンプレイヤーを0ターン目とし、0-1ターンを行い、盾差で決着。
それでも決着がつかない場合はスペシャルゲームを行う。
同率で並んだ場合、勝敗は固定とし、優位な方を優勝者とする。
例(A君B君C君は3-1で並ぶ。A君はB君とC君に勝利しているのでA君の優勝)
それでも3人以上候補者が選ばれた場合、その候補者の中で盾の1番多いプレイヤーの優勝とする。




【岡山CS詳細】


・当日のスケジュール(予定)
予選終了時間(キューブドラフト募集開始)15:20
キューブドラフト開始時間15:50~17:25
約30分おきに6人1組で募集していきます。
最終キューブドラフト受付17:35~19:10
閉館19:30

所要時間は約95~110分です。当日は可能な限り前倒しで進行していくので、アナウンスに従って下さい。




【賞品】


参加費は無料。
優勝者には新弾3パックを贈呈。
2連続優勝者には『DMGP2nd限定スリーブ』など素敵なプレゼントをご用意。
(本戦トーナメント進出者、サブトーナメント出場者は、時間の都合上キューブドラフトに2度参加する事は不可能です。ご了承下さい。)

また岡山CSのHPにより正確な情報を記載しておきます。ここでは予定という事で。




⑤最後に

制作側の話中心になってしまい、未経験者の方には読みづらい記事になってしまいましたね。

私のキューブドラフト専用Twitterアカウントを作っております。
コチラ
毎回大会の総評を書いているので、興味のある方は是非フォローをお願いします。
岡山CS当日には、ツイキャスにて実況も予定しています。お楽しみに。
宜しければ本垢の方にもご感想をお願いします。今後の励みになります。

CS遠征した時にもキュードラを持っていっていますので、是非一緒にやりましょう。
キューブドラフトを作っている方は、是非ご一緒させて下さい。


長文失礼しました。日本語おかしいので直しておきます。
また時間あればキューブドラフトについて書きたいと思います。




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プロフィール

某もこう

Author:某もこう
住所【高知県→岡山県→高知県】

【引退】ハースストーン
【引退】シャドウバース
【引退】デュエルマスターズ
【引退】ヴァンガード
【引退】ヴァイスシュヴァルツ
【引退】遊戯王
【引退】ウィクロス


【主な戦績】

DM公式 中国エリア 準優勝
(2013年冬)
おやつCS 関西 3人戦 第4位
(2014年夏) 
第1回山口CS 個人戦 準優勝
(2014年夏)
vault大会数字ランキング 7位
(2015年春)
DM公式 中国・四国エリア 第3位
(2015年12月)
おやつCS 5人戦 ベスト8
(2016年1月)
おやつCS 個人戦 第4位
(2016年1月)
第1回平安CS 第4位
(2016年3月)
第1回地下ラボCS 第4位
(2016年7月)

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